好発年齢
1~10歳の年齢に多い
症状
発熱とのどの痛みが特徴です。発熱は40度程度の高熱が出て、2~3日ほど続きます。
のどは口の中の天井の奥の方の「軟口蓋」といわれる部分を中心に、周囲に赤みを伴った小さな直径1~2mmほどの水疱が何ヶ所かできて小さな潰瘍となります。
水疱と潰瘍は3~5日間ほど続きます
潜伏期
通常は3~6日
治療
特効薬はありません。症状をやわらげる薬が使われます
登園・登校
熱や痛みがなければ登園・登校できます
家での看護
・のどの痛みがあるときには、味の濃いもの(特に刺激物や塩味など)、柑橘系のジュース(酸味のもの)は痛みが強くなるので避けましょう。アイスクリームなど冷たいものも食べやすいです
・発熱時には水分補給が大切です。水分は少しずつ、こまめに補給するのがポイントです
・熱が高い時には冷却シートやアイスノンなどで脇の下やおまたの動脈が通っているところを冷やしてください。動いてしまって冷やしていられないお子様は、小さな子供用リュックにアイスノンを入れて背負わせても良いでしょう
・原因となるウイルスはのどや鼻の分泌物あるいは便の中のウイルスにより感染します。予防のためには、本人も周りの人たちも手を良く洗いましょう。患者の便には1か月ほど病原体のウイルスが出てくる可能性があるので、特にオムツを替えた後などは、良く手洗いしましょう。患者のタオルも別にしましょう